雲と地を往くトルネード

君が思う「少年」と、大多数の人が考えている「作家」は、もしかするとまったく違うものかもしれない。そうやって想像してみると、ちょっぴり変な感じがする。
マカロン
ナポレオン
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曇っている土曜の午前に散歩を

今日の体育の授業はポートボールだった。
少年は、ボールを使ったスポーツが苦手だったので、不満げに体操着を着ていた。
今日はきっと、球技の得意なケンイチ君の活躍が目だつはずだ。
きっと今日は、運動神経抜群のケンイチ君ばかり注目を集めることになるのだろう。
そうなると、少年が思いを寄せている、フーコちゃんも、ケンイチ君が活躍するところを見るなるのだろう。
少年は「あーあ」とこぼしながら、体育の場へと歩いていった。
でもフーコちゃんは、ケンイチ君じゃなく、少年のほうを何度も見てたのを、少年は気付かなかった。

控え目に自転車をこぐ弟と壊れた自動販売機
人間失格を読んで、主人公の葉ちゃんの想いも理解できるな〜と考えた。
主人公の葉ちゃんは人間なら必ず持っている価値観を、たくさん持ち合わせている。
そういった部分を、内に隠さないでお酒だったり女性だったりで解消させる。
ラストで、葉ちゃんの知り合いのマスターが、「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と言う。
その一言で、主役の葉ちゃんは世渡りが下手なんだと、まじで悲しく思ってしまう。

喜んで話す兄弟と夕立

挨拶用で何着か少しだけスーツ用のシャツを購入しているけれど、絶対選ぶ時にたくさん試しに着てみる。
それくらい、着てみた感じにこだわってしまうのも変わってるかと思っていた。
すると、営業先で、ワイシャツはオーダーメイドしてもらうと、こだわっていた方がいたので、心外だった。
けれど、シャツだけでスタイルが良く見えるからかな、と考えた。

勢いでお喋りする彼女とぬるいビール
知佳子とニューヨークのアバクロンビー&フィッチに行った。
心からAbercrombieのファッションコーデが好き。
また、店内の高級感と、充満している香りが。
3時間程うろついて、Abercrombieを出た。
すると、私が歩道をふさいでいたので、ごめんなさいと言って振り返った。
見ると、店内にいた男の人。
笑って、ありがとう、と言っていた。
注目したのは、彼の手荷物。
Abercrombieでどれだけ買ったの?と聞いてみたかった。
そして、スタバでチカコとその男の人の収入当てで話が弾んだ。
アンサーは永遠の謎だ。

じめじめした金曜の夕暮れに友人と

夏休みが半分ほどたった頃の夕暮れ時。
「カンけり」で鬼になった少年は、とてもお腹がペコペコだった。
捕らえても捕らえても缶をけられて捕虜が脱走するので、もう今日の缶蹴りは終わらないんじゃないかと肩を落とした。
クタクタに疲れて家まで戻ると、玄関を開けた瞬間に今日の晩御飯が分かった。
めちゃめちゃ美味しそうなカレーの香りに、少年は「やった!」と小さく叫んだ。

一生懸命泳ぐあの人と俺
北方謙三版の水滸伝の血が通っていて凛々しいキャラクターが、原作の水滸伝の108人になぞらえて、目立ったキャラクターが108人でてくるが、敵方、権力側のキャラクターも人間くさいのがいて、血が通っていると思える。
作中人物に人間くさいもろさが見えるのも加えて、魅了されていたわけだ。
心が弱いなりに自分の夢とか将来の為になるべく苦行をしいられているのが読みあさっていてひきつけられる。
読破していておもしろい。
だが、ひきつけられる登場キャラクターがひどいめにあったり、夢がなくなっていく描写も胸にひびくものがあるからひきつけられる物語だ。

雹が降った金曜の午後に焼酎を

毎夜、グラスビールを飲むのが楽しみになっているけれど、最近はさらに、ワインも飲んでいる。
もちろん、翌日に接客の仕事がない時に限定されるけれど。
家族と離れて暮らしていた時に、住んでた部屋の近くでちょっといい感じの酒屋を見つけて、父の日のために購入したことがある。
私は若干見栄を張る癖があるので「1万円のプレゼント用ワインを探しています」なんて言って。
家族に届けた、そのワインが一万円することをついつい言ってしまうと、父は気まずそうに「・・・うん、何かが違う」と言ってくれた。
その他の感想はないようだった。
この一件で、そんなにワインの値段にはこだわらなくなった。
あー美味しいと思えるお酒だったら、金額や質にはこだわらない。

雲が多い週末の朝は友人と
本を読むことは大好きなことの一つだけどどんな本でも読むわけではない。
江國香織の小説にとても魅力を感じる。
もう長いこと同じ本を読み進めている位だ。
登場人物の梨果は、8年付き合った恋人の健吾と別れてしまうが、その原因である華子と一緒に住むようになるという奇抜な物語だ。
とにかくラストは衝撃的で、大胆な形だととれるが、それを知ったうえで振り返ると「確かに、この終わり方はありえるかもしれないな」という感じがする。
それに、言葉選びや登場させるミュージックや、物などが洗練されている。
ミリンダが出てくるとミリンダが飲みたくなるように書かれているし、べリンダ・カーライルや古内東子といったミュージシャンが出てくると同じようにCDをかけてしまう。
言葉選びの仕方が優秀である。
おまけに、「ピンクグレープフルーツそっくりの月」というワードがどこで生み出されるのだろう。
こういった表現力に魅力を感じて、夜に何回も同じ江國香織の小説を読んでしまう。
お気に入りの作品との深夜の一時は夜更かしの原因なんだと思う。

ひんやりした木曜の昼はビールを

今更ながら、小学校入学から、高校まで心から向学心を持って生活してこなかった。
クラスメイトが向上心を持って学習していても、私は言われるままの事を仕方なく行うといった感じだったと思う。
だけど、大学に入学してから自分の学びたい分野の勉強に変わると、知識がするすると入ってくるようになった。
その後、入社し、見習いを経て責任のある業務になると、どうしても何も言わずに勉強せざるを得なくなった。
やりたくないなど感じる間もなく、ひたすら知識を取り入れる数年が続いた。
勉強続きのライフスタイルをしばらく体験すると、今度は高校時代に取り組まなかった学習をやり直したいと思うようになった。
現在では、同じように言っている人が周りに何人もいる。

一生懸命自転車をこぐあなたと夕焼け
カメラ自体、当然大好きだけれど、それを抜きにしても例外的と言うくらいお気に入りなのがトイカメラだ。
2000円強くらいでチープな物がすぐ得られるし、SDがあればPCですぐ再現できる。
現実味や、瞬間を撮影するには、ピント調節ができるカメラがぴったりだと思う。
だけど、流れている風情や季節の感覚を撮りたいときには、トイカメラには他の何にも歯が立たないと思う。

道

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